オフィスにおける行動と好まれる照明タスクアンビエント照明の問題点と可能性
望月菜穂子、宇治川正人、平手小太郎、安岡正人
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/61/479/61_KJ00004221434/_pdf
2020/10/23 中川直哉
<概要>
タスクアンビエント照明を見直し、どのような照明であれば執務者の要求に応じた適切な照明となるのかを、作業空間における行動に着目した実証的な評価実験を通して検討する。
<既往研究との比較>
照明環境を物理的な評価や印象だけでなく、そこで行われる行動について、望ましいものであるかどうかといった観点から評価する場合、なるべく日常的な体験を通した評価であることが望ましい。しかし、既往研究は、比較的短時間の実験に基づいており、日常的体験という点からみると、不十分である。本研究では実験室内で観察された主要な行動に対して、好ましい照明環境を明らかにする方法として、照明環境を行動に対するふさわしさの視点で評価させる点、実際の居住空間での日常的な体験を通した評価実験である点が特徴である。
<方法>
天井の蛍光灯を調光し、周辺照度を3段階に変化させたアンビエントライトに、タスクラ
イトを組み合わせた3パターン(以下TAL暗、TAL中、TAL明と表す)と、そのうち最 も明るい周辺照度でタスクライトをつけないパターン(全般照明)の、計4つを評価対象 とした4パターンの照明状態の中で、それぞれ約10日間ずつ14名の学生、大学院生に通 常と同じ生活をしてもらい、各パターンの体験後にアンケート用紙を配布し、回答させた。
<感想>
行動によって満足する照明が異なることが分かった。
1 件のコメント:
タスク、アンビエント照明の奥深さを感じた
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