「マルチエージェントモデルによる群集歩行性状の表現-歩行者シミュレーションシステムSimTreadの構築-」木村 謙, 佐野 友紀, 林田 和人, 竹市 尚広, 峯岸 良和, 吉田 克之, 渡辺 仁史
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/74/636/74_636_371/_pdf/-char/ja
2020/10/16 東 稲垣
〈概要〉
部屋から廊下への退出という典型的な群衆流を再現し、流動係数の時間ごと変化を確認し、それに伴って起きた事象について考察する
〈既往研究との比較〉
既往研究の多くでは、処理速度の短縮や開発の容易さのため、空間をネットワークやメッシュで表現する空間モデルが採用されていた。ネットワークによる表現は抽象化の度合いが大きく、メッシュによる表現では歩行者のスムーズな動きを再現できないという点で単純に理解しずらいものばかりであった。
〈方法〉
歩行者シュミレーションシステムSimTreadにおいて、そのメカニズムを明示すること、及び、ネットワークモデルと比較した群衆の再現性を、群衆流の基本指標である流動係数の変化を分析することで検証する
〈感想〉
自身の研究する分野のより専門的な文献を読むことで、意欲の向上、及び、マルチエージェントというものへの理解を深めることができた。
2 件のコメント:
建物内の避難行動を対象としたマルチエージェントシステムの活用方法として面白かったです。
開口が多くても避難にかかる時間はあまり変わらないことが分かりました。
コメントを投稿